部門

臨床研修センター

当センターは「臨床研修を通じて、若手医師の人材育成を行い、中長期的に当院の人材確保に寄与することをミッションに掲げ、平成28年7月に開設された院内で7番目のセンターです。このミッションを達成するために、若手医師が充実した研修を送り、将来も当院で働きたいと思える機会や環境を提供すること、また当院で研修を終えた医師が他施設でも高評価を得るように、全人的な成長をサポートすることを主たる業務として活動しています。

当センターの業務は多岐にわたりますが、具体的には医学生の臨床実習やリクルート活動、そして初期研修医のサポートや各種カンファレンスの手配などがあります。さらに、後期研修医希望者の対応窓口としての役割や、平成30年度にスタートした新専門医制度への対応など、今後ますます業務量の増加が予想され、それに対応すべく業務の整理と効率化を図っているところです。

さらに、若手医師だけでなく看護師の人材育成も目指して、平成30年10月から看護師特定行為研修を院内で開始しております。今後も研修区分の充実を図り、看護師の質の向上と人材確保に取り組み、最終的に良質な医療と看護を患者様へ還元できるように努めてまいります。

看護師特定行為研修のページ

医師臨床研修 理念・基本方針・到達目標

(理念)

医師としての人格を涵養し、基本的価値観(プロフェッショナリズム)を備え、将来の専門分野に関わらず必要となる、医師としての基本的な臨床能力を身に付け、実践できることを基本理念とする。

 

(基本方針)

1.総合診断能力を有する「スペシャリスト(専門医)」を育成する。

2.同時に医療を支えるチームの一員として、『疾患』のみならず『患者さん』を診ることができる人材を育成する。

3.初期研修修了時点で基本的診療業務ができるレベル(コンサルテーションや医療連携が可能な状況下で、単独で診療ができること)に到達するために、指導医のもとで積極的に実際の診療に携わることを重視する。

4.将来の専門診療科にかかわらず、医師としての基本的な臨床能力を身に付けるために、バランスの取れたローテーションを推奨する。

5.地域医療の特性や地域包括ケアシステム、病病連携や病診連携、在宅医療などの役割を理解できるように指導する。

6.患者の尊厳を守り、患者・家族の心理的・社会的背景に配慮し、最良の診療が行えるように指導する。

7.チーム医療の実践を行うために、チームの各構成員の役割を理解し、連携を図ることができるように指導する。

8.良質かつ安全な医療を提供するとともに、医療従事者の安全性にも配慮できるよう指導する。

9.学会発表などの学術活動を通じて、医療の質の向上や医学および医療の発展に寄与できる人材を育成する。

 

(到達目標)

1.総合診断能力を有するスペシャリスト=専門医を目指す

2.医療を支えるチームの一員として『疾患』のみならず『患者さん』を診ることができる

 当院が目指す医師像は『疾患』ではなく、『患者さん』を総合的に診察できる能力を持つ『スペシャリスト』です。超高齢化社会を迎え、患者さんは複数の疾患を抱えていることが多く、『ジェネラリスト』として高い能力を持つ『スペシャリスト』たちが各々の強みを生かしながら『チーム』として患者さんの診療に当たることが必要と考えています。このような『プロフェッショナル』な医師を育成することが当院の重要な使命と考えています。

 

 

担当スタッフ

副院長 仁平 武
センター長 千葉 義郎
看護師特定行為研修室長 青柳 智和
事務員 平根 琴美、廣木 沙織

研修医受け入れ実績(マッチング数)

年度 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年
人数 1人 2人 5人 5人 5人 5人 6人
年度 平成29年 平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年
人数 3人 6人 10人 8人 10人 10人