部門

緩和ケア病棟

緩和ケア病棟について

治療が困難な患者さんに、全人的(身体的、精神的、社会的、霊的)なケアをいたします。
それは、患者さんの人間としての尊厳を守り、人生の貴重な日々を自分らしく生きることができるように援助することです。
また、患者さんを支えるご家族にも、必要なケアを行います。

緩和ケア病棟の医療サービス

腫瘍自体に対する薬の投与や手術は行いませんが、がんによる痛みや食欲不振、息苦しさ、体のだるさなどを緩和するための治療を行います。
緩和ケア病棟は、行われる治療や検査について、すべて患者さんやご家族に相談し、その意思を尊重して行われることが大きな特徴です。決断のために必要な情報は正しく提供させていただきますし、不安や心配事に対する相談もお受けいたします。

病室の特徴

部屋の種類 概要 料金
特別個室 8室
  • 茨城県庁も良く見える景観、南向き
  • 電動ベッド(エアーマット)
  • 羽毛布団
  • 無料液晶テレビ
  • セーフティボックス、冷蔵庫
  • リクライニングチェア、電話、
  • トイレ(ウォシュレット付)、自動水栓洗面台
1日3,300円
一般個室 8室
  • 西向き
  • 電動ベッド(エアーマット)
  • 羽毛布団
  • 有料液晶テレビ
  • セーフティボックス、冷蔵庫
  • リクライニングチェア、電話、
  • トイレ(ウォシュレット付)、自動水栓洗面台
無料

できる限り家庭的な生活がおくれるように、愛用の枕や調度品の持ち込みは可能です。

ご利用になることができる設備について

デイルーム 面会や語らいの場、行事など多目的に自由に利用できます。
家族控え室 ご家族が自由に使用でき、宿泊も可能です。
ファミリーキッチン ご家族や患者さんが、自由に家庭の味を調理することができます。
一般浴室 広々とした浴室と浴槽で、ゆっくりとくつろげます。
特別浴室 寝たまま入浴することができ、気泡浴が楽しめます。

新型コロナウイルス感染症の影響で、デイルーム、家族控室、ファミリーキッチンに関しては2022年9月現在使用をご遠慮いただいております。

スタッフ

緩和ケア病棟専任医師、各科医師、緩和ケア認定看護師、看護師、看護補助者、薬剤師、臨床心理士、栄養士、医療ソーシャルワーカー、理学療法士、ボランティアなどの多職種スタッフでチームを組んでケアにあたります。

緩和ケア病棟入院・外来受診を希望される方へ

  1. 通院中の主治医と相談の上、当院地域医療連携室(FAX:029-254-1637)に紹介状を送付してください。
  2. 入院に関しての様々なことをお互いに話し合う面談日を予約していただきます。(日時は後日、地域医療連携室より連絡いたします。)
  3. 面談は緩和ケア病棟で、ご家族だけ、患者さんとご家族の何れでも可能です。(ご家族のみの面談については自費診療となります。)
  4. 当日は、1階総合受付で受付を行ってください。受付後、内科外来を経由し緩和ケア病棟へお越しください。
  5. 面談後、緩和ケア病棟に入院を希望される方は、入院判定会議で検討しお返事いたします。

入院の対象となる方

  • 現代の医学では治癒が難しい状態のがん患者さんまたは、積極的な治療を望まない患者さん
  • 病名の告知の有無は問いませんが、患者さんが知りたがった時に、知りたい内容を伝えることをご家族が了解できること
  • 入院の許可がされている方で、ご自宅での介護にご家族が疲れてしまった場合の家族の休息目的での短期間入院

    ※ただし、人工透析中の方は入院の対象外となります。また、コントロールのついていない精神疾患の方も入院できない場合があります。

入院費について

「緩和ケア病棟入院料」という定額保険で健康保険が適応されます。
ただし、特別個室を利用される場合は別途に個室利用料が自己負担(3,300円)となります。

緩和ケア外来について

痛みやその他の不快な身体症状のつらさを和らげるだけでなく、心理的な苦痛、社会的・スピリチュアルな問題(生きていく意味や価値を見失う苦しみ)から生じるつらさや不安を和らげることを目的とします。
目標は、患者さんとそのご家族にとってできる限り良好な生活の質を実現させることです。緩和ケアは、末期だけでなく、診断時から治療と同時に取り入れる多くの利点をもっています。

緩和ケアについて知りたい方へ

がん相談支援センターにご連絡ください。

 TEL 029-254-2416 (9:00~16:00)