赤ちゃんがいる生活がはじまります
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ふんわり泡でやさしくケア 当院のあわ沐浴

水戸済生会総合病院で満足出産

水戸済生会総合病院 周産期センターでは、新生児ケアの一環として、きめ細やかなあわでやさしく洗い上げる「あわ沐浴」を導入しています。これは、赤ちゃんの繊細な肌を守りながら、衛生的なケアを行うための新しい入浴スタイルです。

「沐浴」とは

新生児期の赤ちゃんは、新陳代謝が盛んで汗をかきやすいため、皮膚トラブルを防ぐためにも毎日の清潔が大切です。
「沐浴」とは、ベビーバスなどにお湯をため、ガーゼやスポンジで赤ちゃんの体をやさしく洗う方法です。昔から家庭や病院で行われている一般的な入浴法です。

「あわ沐浴」とは

一方、近年注目されているのが『あわ沐浴(あわもくよく)』です。
これは、あわタイプの赤ちゃん用ボディソープなどを使い、シャワーマットや専用マットの上に赤ちゃんを寝かせて、たっぷりのあわを手でなじませながら全身を洗う方法です。

ガーゼを使わず、手でやさしく包み込むように洗うため、肌への刺激が少ないと考えています。また、シャワーやかけ湯により石鹸を洗い流すため、肌に石鹸成分が残りにくいのです。赤ちゃんにとっても安心・快適なケアとなります。

あわ沐浴のメリット

  • 両手でしっかり洗える

    赤ちゃんの体をしっかり支えながら洗えるため、首のしわ、脇の下、肘の内側、耳の後ろ、指の間など細かな部分も洗いやすいのが特徴です。

  • 皮膚への刺激が少ない

    あわのクッション効果により、ガーゼでの摩擦を避けられ、敏感な赤ちゃんの肌を守ることができます。

  • 親子のスキンシップにも

    直接手で洗うことで、親と赤ちゃんの肌が触れ合う時間が自然と増え、愛着形成やリラックス効果も期待できます。

あわ沐浴のやり方(基本の手順)

  1. シャワーマットやバスタオルの上に赤ちゃんを寝かせます
  2. あわで出るタイプのベビーソープをたっぷりあわ立て、肌にのせて手でやさしくなじませます
  3. 首や耳の裏、指の間など汚れがたまりやすい部分も丁寧に
  4. 洗い終わったらぬるめのシャワーであわをしっかり洗い流す
  5. 清潔なタオルで水分をやさしく拭き取り、保湿ケアを行います。保湿ケアをすることで、皮膚の乾燥を防ぐことができます。

実際のケア風景

実際に当院であわ沐浴を行っている様子です。

どちらを選ぶべき?「沐浴」と「あわ沐浴」

どちらも赤ちゃんの体を清潔に保つための大切な方法です。
『あわ沐浴』は、特に皮膚の弱い赤ちゃんや、入浴時間を短縮したいとき、洗い残しを避けたい場合などにおすすめです。

水戸済生会総合病院 周産期センターでは、医療従事者によるあわ沐浴を通じて、正しいスキンケア方法をお伝えしています。退院後もご自宅で安心して実践できるよう、希望に応じて育児指導にも取り入れています。

よくある質問(FAQ)

Q. あわ沐浴は家でもできますか?
A.

自宅でもすることは、可能です。

Q. いつからいつまでできますか?
A.

自宅に帰ってから、1カ月健診までは、あわ沐浴が出来ると思います。その後も、お風呂場で、同じようにできると思います。お風呂の洗い場にマット等を敷いて、あわで身体を洗い、シャワー等で石鹸を洗い流します。ママやパパと湯船につかり、お風呂からでたら、保湿をすると良いと思います。

赤ちゃんとの時間を、やさしいあわで満たそう

赤ちゃんの沐浴は、毎日のケアであると同時に、大切なふれあいの時間でもあります。
最初は不安に感じるかもしれませんが、少しずつ慣れてくると、あわ沐浴の心地よさと楽しさがきっと実感できるはずです。

当センターでは、写真や動画を通じてあわ沐浴の様子もご紹介しています。ぜひご覧いただき、赤ちゃんとのはじめての時間を、やさしく心地よいものにしてください。