出産後について

助産師が教える母乳育児のコツ

水戸済生会総合病院で満足出産

当院では、母乳育児を推進しています。母乳の素晴らしさを知って、楽しい母乳育児 ができるよう、妊娠中から準備をしましょう。

赤ちゃんの心と体を健康に育てる母乳

  1. 赤ちゃんの成長にとって栄養的にパーフェクト
  2. 病気から守る免疫物質を含む
  3. アレルギーを予防する
  4. 太りすぎを防ぎ、味覚の発達に良い
  5. 乳児突然死症候群が少ない
  6. 脳細胞を活性化させ、あごの発達を促す
  7. 母子相互作用により母子の信頼関係を築く
  8. 口唇欲の充足、空腹を満たす満足感、心地よさが“快”の体験になる

お母さんの健康を守り、母親らしさを育てる母乳

  1. 乳首を吸う剌激が子宮収縮を促す
  2. 母乳分泌を促すホルモンは、母性を育てるホルモンと同じ
  3. 無理なく、すっきりやせられる
  4. 乳ガン、卵巣ガンになりにくい
  5. 張っているおっぱいが楽になる、心地よさが“快”の体験になる
  6. 衛生的、経済的、地球資源を消耗せず、環境にやさしい
乳房のしくみ

おっぱいだけで育てるために

  1. 「おっぱいだけで育てよう」という気持ちを持つ
  2. 母乳育児に積極的な病院、助産所での出産を選ぶ
  3. 母乳育児は赤ちゃんのためばかりでなく、母親にとっても必要なこと
  4. あなたと赤ちゃんの体のしくみを知り、おっぱいについて正しい情報を知る
  5. いつも乳首の状態を気にかける
  6. 母乳不足?と思った時、すぐにミルクに手を出さない
  7. 人工乳首を使わない
  8. リラックスして楽しく授乳
  9. 困ったときに援助してくれる人を見つける
  10. 母乳育児は自然で当たり前のこと、そして楽しいことを感じよう

母乳が足りているサイン

  1. あかちゃんが満足そう
  2. 手足を良く動かして元気そう
  3. 飲むときにごくごく飲む音がする
  4. おしっことうんちが十分(退院したころと同じくらいかそれ以上)出ている。
    目安:おしっこは6〜8回以上、うんちは3〜8回以上
    回数だけでなく量もしっかり出ている
  5. 肌や唇が乾燥していない
  6. 1ヶ月検診までにふっくらとしてきて、少し重くなる

お乳のお手入れ

あなたの乳首はどうですか?

扁平乳頭陥没乳頭の場合は根気よく手入れをしましょう。
乳輪部(乳首のつけ根)に親指をおき、上下左右に引き伸ばします。
親指で乳首をグッと引き出すようにします。

妊娠35週くらいから乳首の手入れを始めましょう

乳頭・乳輪部を柔らかくし、乳管開通をよくして、授乳に備えます。
乳頭保護物質を洗い流さないよう、入浴時、乳首は石けんで洗いません。

乳管開通の方法

切迫早産の治療を受けている方は医師に相談し、指示に従ってください。
実施中にお腹が張ってきたら中止してください。